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act.21 華蓮(けれん)

テーマ:御園座​

開幕​

 

ついにやってきた御園座千秋楽。

幕を前に気持ち高鳴る。

耳には始まりの三味の音色。打たれる拍子木、

 

心合わせて、いざ開幕の光の中へ。

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一部

熱き太鼓にしびれながら、足響かすは歌舞伎の世界へ。

振る舞い流す視線に観客も心震わす。

役者たちは覇気溢れさせ、ここぞとばかりに腕鳴らす。​​

眼差し強く、声太く。

今宵の主役、登場だ。

貫禄溢れるその姿に皆が圧倒する。

広い背中に感じるは長年の歴史と誇り。

震え上がるような勇ましさは毛先まで轟き、古き伝統を踊る。

二部

 

舞台に暖かい灯がともる。

男かき分けたその先に咲いた花はいと美しい。手には楽器をもち、歌口ずさみながら軽やかな音色を奏でる。

 

色彩滑らかに移ろい、こいつぁ春から縁起がいい。​

​冷たい風が頬を撫でるように、揺れるテンポに酔いしれる。あゝ美し。

色づく視線で魅了する。移ろうテンポはとても心地がいい。

集まり踊り、大輪の花。

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千秋楽閉幕

皆が出揃い、賑わいの最後。

大和の魂感じながら、勢い広がり、この時が来る。

歴史を辿り、血潮滾らせ、あぁ絶景かな絶景かな。​

​聞き慣れた名古屋囃子が耳に触れ、連獅子舞い狂う。

御園座千秋楽の幕が閉じる。

 

音色が移ろい、新しい時代の幕が、今。

三部

新しい歌舞伎今咲き誇る。

拍に合わせて体を鳴らし、耳新しく新鮮な音。

手に持つ扇で時代も煽り、幾多の時を超える。

重ねた想いを解き放ち、新たなエンターテイメントを新しい舞台にて披露する。

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サビ、フィナーレ

 

色彩鮮やかに装い新たに。

目に新しい新時代とは裏腹に、力強さは古きを留める。どこか懐かしい音が入り混じり、あの日を思い出す。胸打つ鼓動も止まることを知らない。

景色は違えど、この地に息づく古き伝統を受け継ぎ、今、呼び覚ます。​​

 

激しさは指先ひとつまでゆき届き、大きく踏み鳴らす足はこれからの道を歩む。

勢いに更なる拍車がかかる。

色鮮やかに踊り狂い、声張り上げる。繁栄の願いを込めて盛り上がりの絶頂を迎える。

 

皆を巻き込み、心震わせ、今心一つに。

今宵愛でる華、舞い散らんとせん。

​【歌詞】

艶(あで)に香る花ひらり

触れた袖 色づける

結ぶ音 華麗に染めて

 

​名古屋囃しでよっさよさ

遥かに時綴り

 

華咲き 色移り満ちゆく 今 心彩らせ

霞みし宵に浮かぶ月 

変わりなき夢よ

終わりなき夢よ

 

桜の雨が道となり

ここに生まれここに生きる

 

明日への希望(ひかり)一雫(ひとしずく)

心ひとつに

【受賞歴】

  • 第22回にっぽんど真ん中祭り(テレどまつり) 敢闘賞

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