act.22 四恩(しおん)
動画:totmomtot様
テーマ:尾張四観音と名古屋城
[蓮の花]
光に包まれた蓮の花、どこかの誰かの夢の中。
静かに開く一輪の花。
鎮座する仏が見つめるのは、遥か先まほろばの国、名古屋。


【名古屋】
夢から覚めた目に映るのは、いつもと変わらぬ名古屋の町。
裕福とはいかないまでも、僧も女も気ままに暮らす。
袖ふれあうも多生の縁。人々の粋な心はこの名古屋に根付き、束の間の幸せを謳歌する。
ふと、不安が胸をよぎる。この幸せは、いつまで続いてくれるのだろう。
【開門】
不吉な音が、名古屋に響く。
鬼門が開いてしまった。
邪気は名古屋の町に流れ込み、空を覆う。
町の様子は一変し、焦り、恐れ、人々は逃げ惑う。邪気は、人の心にも影を落とした。
名古屋の人々が抱えていた漠然とした不安にとり憑き、暴れまわる。
行き場を失った人々は、ただあてもなく歩く。
薄曇りの空と、町を覆う霧に境はない。
どこからか鐘の音。
ああ、どこへ向かえば、どこを目指せば。



【尾張四観音】
しゃん、しゃん。
これは、錫杖をつく音か。
ふと顔をあげると、雲の切れ間から細い光がさす。何かが変わる気配がする。
邪気が流れ込んでいた鬼門は閉じられ、代わりに四つの光が名古屋を照らす。
もう下を向くものはいない。
目指す場所は、欲しいものはなんだ。
【名古屋城築城】
決意を胸に人々は瓦礫を運び、杭を打つ。
思いは実を結び、ここに我らの城が建つ。
なごやばやしの音色と歌が、どこまでも響く。
ここから、始まる。


【大団円】
少し時は経ち、数年後の名古屋。
いつもと変わらぬ人々の顔。人々の顔に曇りはない。
この幸せがどこまでも続いていきますように。
ここは、まほろばの国、名古屋。
【歌詞】
水面に紋を描く 花の白く香るひとひら
揺らめく 蛍火は集い燃ゆる
宵の燈(ともしび)となれ
惑い翳(かげ)りゆく人心
水面に紋を描く 花の白きひとひら
明日には種を残し 土に触れ眠る 水に触れ眠る
名古屋ばやしでよっさよさ
この地を想い歌う
人よ悲しむことなかれ ここに愛を願う
名古屋ばやしでよっさよさ
願いの果ては 誰ぞ知る物語 日は沈み繰り返す
永久に伝えゆく 心ひとつに
四恩の光を背に花はまた芽吹く
永久に伝えゆく 心ひとつに
四恩の光を背に 花はまた芽吹く
【受賞歴】
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第15回犬山踊芸祭 犬山国際交流協力会会長賞
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第1回おかげさま祭り 大賞
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第20回にっぽんど真ん中祭り 奨励賞
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神戸新舞2018 兵庫県知事賞
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第20回みちのくYOSAKOIまつり 宮城県知事賞・河北新報社賞
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第2回おんさいEXPO 準大賞
